夏休み。
真っ黒に日焼けした小学生たちが、自転車で駆けてくる。
髪の毛の先にも汗がきらり。
「ひでよしのんでいこうぜ!」
と声をかけ合いながら、玄関先の仕込み水へまっしぐら。
それはそれは美味しそうに、夢中で飲んでいました。
20年以上前、家の2階の窓から見た夏のワンシーン。
「ひでよしのんでいこうぜ」のあどけない声に、思わず外をのぞいたあの日。
あの子たちの笑顔、今でもはっきり覚えています。
きっと今は、もうお酒も飲める年齢。
国内外、それぞれの場所で仕事に、学業に、子育てに、時には誰かの支え手として、汗をかく毎日を送っているのかもしれません。
今年の夏も、冷たい仕込み水が湧き出ているよ。
また飲みにおいで。
秀よしの水も、お酒も。ね。
