こんにちは!
長女の鈴木結美子です。
本日から石沢繁昌final editionが出荷開始となります。
石沢は昨年で杜氏としては最後の造りとなり、今期からはアドバイザーとして参加してもう予定です。
彼が杜氏として入社したのは約20年前です。
誰とでもにこやかにお話をする彼は蔵人さん達をまとめ信頼されるボスでした。
秋になると蔵人さん達が来て会社が賑やかになり笑い声が絶えず、当時小学生で恥ずかしがり屋だった私にも優しく話しかけてくれました。
山内の訛りが聞き取れず何度も聞きなおしていた私も今では東京の研修生に通訳できるようになりました(笑
そんな父のように慕っていた杜氏さんが弊社を離れてしまうことはとても感慨深く、寂しく思いますが、それと同時に夏は農家、冬は杜氏として勤め上げた彼が奥様と冬を一緒に過ごし、Instagramに上がる旅行のお土産話を聞きながら私たち夫婦とお茶をする未来も実現してほしいなと思っています。
とは言いつつもアドバイザーとして今年も密に連絡をさせていただく予定です・・・
今年は新メンバーと旦那も酒造りに加わるので一段と気合を入れて冬を迎えたいと思います。
さて、「石沢杜氏final edition」は石沢が得意なAK-1を使用し麹米を山田錦、掛米を美山錦で仕込みました。テイスティングを重ね、旨味がのるまで待っておりましたが、この度発売となります。20年の想いを書き込んだデザインになっており、多くの皆様に手に取っていただける様に720mlのみで価格も抑えたご用意となっております。ぜひ石沢の最後の一本をご堪能ください。
