お盆が近づくと蔵人達の勉強会が始まります。
今年は8月5日から8日までの日程で、山内杜氏講習会が例の鶴ヶ池荘で行われます。
昨年は、「山内杜氏組合自醸酒鑑評会」において、秀よし大吟醸が「山内杜氏組合長賞」を受賞しました。その時頂いたカップを返還する時期がやってきました。
『また賞を取って、秀よしに戻してやる!』という意気込みを胸に、石沢杜氏は審査酒を持って出かけました。
思い返せば、この受賞をきっかけに、蔵人の士気が高まり、お酒造りにいい影響が出てきたような気がします。今年は、「ワイングラスで美味しい日本酒コンテスト」で最高金賞11点の中に、秀よしからは3商品が「最高金賞」に入るという快挙からはじまりました。そして、全国新酒鑑評会で「金賞」、全米日本酒歓評会で「金賞」とたて続けに受賞しています。
今、蔵人達は、山内で杜氏講習会を受けています。常に進化する酒造りの知識を学ぶためです。普段から体を使って仕事をしている蔵人達。この時ばかりは、慣れない机で勉強しています。お酒造りは冬だけですが、夏の間も美味しいお酒を造るために蔵人達が頑張っているおかげで、美味しい「秀よし」が造られるのです。