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元禄二年 創業以来の 伝承行事
若水汲みの行事

 正月元旦未明(午前四時頃)、沐浴斎戒をし、体を清めた後、手桶、柄杓を持ち、屋敷内に流れる川岸に立ち、東方を参拝。
 ここで若水汲みの唄を唱します。そして柄杓で水を汲み上げて一番最初に酒造の大釜に三回水を差し、次に小釜、最後に飲食用の釜に水を差します。
 新年を迎えて厳かに行われる水に対する畏敬の念をあらわす神事です。

節分の行事

 毎年節分の日、夕方六時頃から行われる節分行事で、その年の暦をみて歳徳神の場所を決め、伝来の大火鉢で豆を煎り、その後当主が裃を着用して供の者にろうそくと御神酒とお膳を持たせて各部屋を回り豆をまきます。この時、「何の目を打つ、何の目を打つ、鬼の目を打つ、鬼は外、福は内、天に花咲け、地に実が成れ」と豆まき唄を三唱します。

造り仕舞行事

 その年の酒造りの仕込を終えた三月。全社員が蔵内松尾山大社前に集合し、無事酒造りが完了したことをご報告後参拝。その後、蔵人だけが御会の間に通され、そこで当主が蔵人に御礼の挨拶をし、造り期間中の労に対しての報奨金を一人一人に手渡します。
 そして夕刻には全社員での祝宴となります。大仕事を成し終え、重い責任を果たした喜びが湧いてくる瞬間です。

酒蔵開放

 酒造りの最盛期の二月。普段は固く扉を閉ざし、厳しい仕込みの仕事が続く酒蔵ですが、この日ばかりは蔵を一般に開放し、酒造りの解説や鈴木家所蔵品の公開、当蔵自慢の日本酒の御披露など楽しい一日となります。毎年恒例となったこの行事は、参加希望者が大変に多いため抽選で、六十名程に限定させていただいていますが、ありがたいことに申込みは年々増えています。